人権をさがす旅(大袈裟)

弾丸旅が終わりました。

金曜夜から日曜朝まで、実働1日ちょっとの旅でしたがサイッコ~にたのしかった。

以下は私の覚え書きです。誰も読まないだろうけどせめて同行者は私が息を引き取ってから存在に気付いてそっと涙を流してくれたら嬉しいです(過大な要求ふたたび)。

 

【金曜】

・ノー残業デーとは。まあバスの出発まで時間つぶせるし疲れておけば眠りやすいかなと思い1時間残業した。えらい。

・帰宅。適当に買ってきた夕飯を食べ、風呂に入り、荷造りをしなおし、寝癖が付きにくいよう普段より入念に髪を乾かしたり爪の手入れをしながらテレビを見ていたら出発時間になっていた。

・服は前日に買えたワンピースにした。淡めのカーキ色で、重めのTシャツとスウェットの中間みたいな質感の、暑くも寒くもなさそうなやつ。下はレギンスにして現地でタイツに履き替える予定で。バスの乗車中に苦しくなく、温度調節ができ、メディキュットをはきやすく、皺になりにくく、かつ、翌日観劇する作品の雰囲気も意識した服装をしたかったが難儀した。

・バスに乗る前に水とのど飴を調達、家にあったじゃがりこと眠れると評判のチョコレート等の食料を持参。バス乗り場の近辺、案外コンビニまで歩くので用意しておいて正解だった。

・23時台に出発。3列シートの中央列の席前後だった。想定よりも仕切りが脆弱、というか両窓際にしかカーテンがなく、早くも人権のなさを感じた。

・久々の夜行バスにワクつく。会話はラインですることにした。夜食べるじゃがりこはおいしい。

 

【土曜:午前中】

・5時過ぎに八重洲口前に到着。セブンのトイレを借りる。人権のないトイレ。

・とりあえず寒いので近くの富士そばを探して入る。外の券売機が故障中なのにスイカでタッチしてしまい無駄に引去されてないかヒヤヒヤした。「朝そば」を注文。そんな気はしていたけどそばにコシはなかったし個人的にきつねそばは楽しみ方がよく分からなかった。客層は明け方にありがちな淀み具合で、離婚の危機と聞こえてきたり、会社の同僚グループだろうか、女性が遠回しに食器を下げない男性陣を窘めたところ後輩らしき男性が自分のと一緒に下げ、本来の倫理観とモテが天秤にかけられる様子が伺われた。

・食後、安価で時間を潰せて身支度が可能な場所を検索するも芳しくないので、ひとまず某バス会社がやっている有料のメイクルーム兼待合室みたいな施設へ向かった。使用したバス会社とは別なので深夜早朝料金1時間600円ちょっとかかった。

・メイクルームは30分制でストップウォッチを渡される。HPの写真より大分人権がない感じで、我々が来て以降もどんどん人が増え、足の踏み場もないといった様相。施設を出てから「タコ部屋」「キャバクラの控室を改装したのでは」などと悪口を言った。設備は多少整っていたがキャパと見合っていないし、誰が使ったかも分からない化粧品やヘアアイロンとか使いたくないので全部持参して正解だった。

・東京駅構内に入り、予定していた寿司清というお店で朝定食を食べる。鯛ごま茶漬けっぽいのを食べるつもりが、現地でおいしそうだったカマの煮付け定食にしたらボリューミーでおいしかった。お茶が濃くておいしく、店員さんも気持ちがよかった。

・始発が動いてる。奇しくも土曜はJRの工事に伴う計画運休がある日で山手線が一部使えないとアナウンスされていたが、その一部区間(東京ー品川)こそ我々の目的地だったので困ったが、結局普通に別路線で行けたので問題なかった。

・心配性の我々は早々に品川に着いてしまった。荷物をロッカーに預けたが、駅ビル群も開店前だったのでドトールで時間を潰したり(開放的で結構洒落た店舗だった)、トイレで歯を磨いたりした。

・9時半くらいに駅ビルの飲食店以外が開店したので、雑貨屋をひやかしたり、公演の合間に食べられるようパンを買った。

 

【昼公演まわり】

・10時を過ぎて見る店もなくなり、早めに現地に行ってみるかと高輪口に向かう。昼は12時開場としても物販は整理券制か、どれどれ…と調べたら10時半までに並ばないといけないと知る。この時点で10時22分頃だったので恥を捨て「いちょう坂」をダッシュした。気づけて良かった。

・整理券で1時間後くらいに再集合となる。友人は装備が暑いようだったので近辺で服でも見るかとなるが、高輪口で手頃な服屋はあまりなく、また放浪した。

・集合30分くらい前になって、空腹ではないけど軽く昼食べちゃおうかとなる。マンゴツリーカフェでカオマンガイパッタイを注文し、どうにかかっこむようにして食べた。こんなに焦るならコンビニで済ましておけばと少々後悔したが、せっかく東京にきてロクな食事もせず帰るのが悔しくて無理してしまった(夜も無理だと思っていたため)。

・物販に並ぶ。カフェでテイクアウトしたジャスミン茶がやはり邪魔になり友人に預けて迷惑をかけた。邪魔になることは予想できたのに、またもったいない精神で余計なことをした。反省している。

・ランブロの楽しさ(=射幸性)に目覚めてしまったので10枚ほど買う。ソロブロは推しだけ買ったが、人権欲しさに主義には反するけどリングライトも買った。ちゃっちいけどかわいい。ファンサがほしいとまで贅沢は言いませんが、数%の期待というか、応援したいというか、衝動とかで。

・入場。Tシャツやバッグにオリジナル楽曲のCD、「ブブゼラじみたもの」を含むグッズを受け取る。

・開演。前説が結構長かったけど早々に「このノリをオタクに慣れされるの大分難しいぞ」感がプンプンしてどうしようかと思った。当然制作サイドもその辺想定しているだろうし「観客がいまいちノってこなかった時」に万全に備えていただろうけど、それでも私はヒヤヒヤしました。ア~イ。

・きっと観客側も多ステの人とか公演を重ねてどういうものか理解できてくれば会場の温まり方も改善されることでしょう。千秋楽の配信が楽しみ。

しょっぱなから例の曲。私はあのPV?映像?からチケット購入に踏み切ったといって過言ではないのでちょっと感動しました。オリジ曲もかなり良かったです。

・推しは最高でした。推しのライバルは少々小柄だけど圧倒的に「美」でした。舞台オリジナルの第三勢力の子もクオリティ高くて本業はどっち(俳優か歌か)なんだと惑いました。

・左翼サイドシートなのでオペラグラス大活躍。確かに角度的に投影された映像とか見えない部分あったけど、それより推しの顔の向きの方が重要である。

 ・正直ストーリーというか犯人?のオチは分かりやすくて意外性は全くなかったけど王道の展開に乗って歌と掛け合いと最高の顔面を堪能できるディナーショー的なコンテンツでした。コミカライズとか最近のドラマCD(あんのか?)追ってないけど全然問題なかった。

・1部で本編、2部は本編で登場した楽曲をダンスありで再演。刀みたいなオリジナル衣装はないが推しをじっくり舐めるように鑑賞したし 何より「客降り」がスゴイ。ネタバレで客降りあるのは知っていたけど!!サイドシート全然人権あります!!!!!こんな至近距離に推しがいる!!そんなことある!?!?!?!?逆に怖い!!!!

・つ~か「ブブゼラらしきもの」、ここでしか使わないのかよ!?!?!??!?!

 何の意味があった!?!?!?!?!?!?!?

・しっかし文字通り推しは「がんばって」歌って演じていた。ダンスは安心して観れるので問題ないが、序盤で1か所だけ噛んでいた。少し後に三男の子も曲の歌詞が飛んでいた。あとライバル組の三番手もなんというか激しく噛んでいてがんばえ~!って念じた。

・いやラップ生歌きっついですよ。基本的に爆音と若干の音声かぶせ(コーラスかも)入れてるようだから不自然さは感じませんが、特に本編中でアカペラ披露する展開があって、そこは完全にアカペラ張っててかっこよかった。稽古の成果を見た。けど難易度高いよなぁラップ。リカバリー難しそうだもん。

・推し、めっちゃシャウトしてたけど喉大丈夫か。まだ公演2日目だが。喉もかわいいから大事にしてくれ。

・終演直前に腹がキリキリキリと痛んで少し集中できなかった。終演後トイレに駆け込んだ。なんでこんな時に。音がでかすぎたせいだと思った。

 

【昼と夜の間】

・ あまり記憶がない。惚けていた。

・公演中はスマホの電源を切っているが、その間に沢尻エリカが逮捕されていた。

 

【夜公演】

・前知識をほぼ入れずに臨んだ。昼公演ありきで、友人の推しは出るし別作品のステで

知ってるキャストも多数いるからつまらないことはないだろうけど、そこまで入れ込んでなかったコンテンツなので。

 ・会場は昼公演のあったステラボール隣のEXシアターという所なので移動は問題なし。我々と同様にハシゴしてきたらしき人々を見かけた。サテンやベルベットのリボンを髪に編み込んだパステルカラーのニットに交じって黒のライダースみたいな。

・ 物販に少々並んだが問題なし。せっかくなのでランブロ5枚入れた。聞くに、4,000円の公式限定ぬいを購入するとキャストにぬいをポンポン撫でてもらえるらしい。すごくないか。チケ代+4,000円でファンサを担保される手厚い世界線。良し悪しとは別に昼の18,000円のことをどうしても考えてしまう。

 ・開演。すごいぜ。推しが自己紹介する前にモブ女子役で出ちゃうんだぞ。最初なにごと!?って混乱した。

・登場人物とか覚えられないと思ってたけど区別つくようになったし話が分かりやすくて、面白くて、予想以上にクオリティが高かった。何より舞台が中央にあるので見切れとかなくてありがたいし、よく使用される通路側だったのでキャストがあまりにも近い。友人はついにファンサをもらっていた。

・私はぬいもうちわも用意していなかったので推し色のサイリウムを振りまくったが、ピンクだけで2人いるし正直誰が誰色かちゃんと確認していなかったので後悔した。ファンサがもらえなかった悔し紛れに言いますがイメージカラーが似ていると、うちわでもないとキャストも自分のファンかどうか識別つかなくてやりにくいんでしょうね。

・でもファンサされそうになったらなったで怖いので目が泳いでしまうのであった。

・アンサンブルの子もかわいかったな~と思ったら今度別の舞台で主演張るのか。すごい。

・とにかく皆が最後まで全力で楽しませる様子に感動に強制的に引きずり込まれたような気分。素晴らしかった。最後はみんな笑顔になっていた。友人は泣いていたが。

・顔面のいい役者ここまでやってくれるのか、もうプロ根性としか言いようがないが、これでこのチケ代は安すぎるのではないか、と思い、公演後に追いランブロを試みた。売り切れだったので推しのソロブロを買いました。

 

【土曜:公演後夜】

・品川⇒新橋⇒ゆりかもめテレコムセンターまで乗り継いで大江戸温泉へ。半年前に買ったチケットを使いたくて無理くり連れて行ったが、チケットでもなければ諦めているくらい軽率に行けない遠さだった。車もないし。

・初めての場所で更衣室が2段階だと知らなくて動揺した。サクッと入りたい人には向かない、ほぼアミューズメント施設だなと思った。普通の温泉でいいや。でも浴室は思いの外空いていて助かったし疲れた体があったまった。いろいろ売っているのにフルーツ牛乳が売ってないのが悔やまれる。

・銀だこで軽い夕飯にした。ろくに確認せず購入を丸投げしたくせに1人1皿買っていたことを契機に私がキレる。たこ焼き自体というかこれまでの「予め確認すれば回避できた細かなアクシデント」に対する不満を爆発させた形だ。しかし友人にしてみれば何をアクシデントと捉えるか、どこまで確認すべきかの尺度なんて違うのだから非常に理不尽な話である。私の方こそ言葉や配慮が足りないくせに他者への要求が高いのだからその辺(自身の苛烈さ)を自覚し今後の反省としていきたい。

友人、私が息を引き取るまでここを読まないと思うけど万が一読んでいたら色々すみません。

・次来ることがあるのなら他に予定がない時でこの後寝るだけの状態でありたい。

ゆりかもめで揺られながら向かいに座る年嵩婚活カップルらしき男女のストレスフルなやり取りに当てられてメンタルを削られた。

・どうにか丁度いい時間に八重洲口のバス停留所に来れた。セブンでおにぎりと肉まんを買い込んだものの半分しか食べられなかったし疲れてメディキュットもマスクも装着せず寝てしまった。眠れるチョコも不要だった。

 

【日曜】

・さすがに帰りはぐっすりで(私は行きもそこそこ寝れたが)、2回くらい目を覚ましたけど軽く水を飲んでまたすぐ眠った。往路では腹を冷やしたのでヒートテックで対策していたけど、結局レギンスとヒートテックの隙間から腹が冷えた。

・朝5時前に到着。はやい。さむい。

・始発がまだなので時間をつぶす場所を予め決めておいたから彷徨わずに済んだ。

・というか近辺に早朝営業してる店なんてマックぐらいしかない。朝マック食べながら昨日の戦利品やランブロを開けることにした。

・久々のマックグリドル。好きだったんだけど今食べると結構粉っぽいな。マフィンにすべきだったろうか。

・ランブロ開封。hpstのは推しが10枚中1枚しか出なくて泣いた。snroのはそこそこ。ソロブロ買っておいてよかった。

・6時を過ぎた頃にマックを出て帰宅。3時間後にアラームをセットして家の布団で寝直す。

 

【蛇足】

・アラームの理由:先日抽選落ちしたtnミュ一般発売の時間前に起きれたのでスタンバイ。

・一般席がもう×だったのでやむなくサイドシートで抑えることにした。同行者が難色を示したら再度検討できるように。サイドを再度とか韻を踏んだつもりはないです。

・友人のOKが出たので行くことにした。ツイート検索の結果から、会場はサイドにせよ人権そこそこある可能性が出てきた。むしろサイド希望の人とかおったから客降りとかあんのかしら。