政令指定都市の中心部で凍死しそうになった話

昨日一昨日の金土で、近所のビジホに1さんと泊まりで遊びに行った。

緊急事態宣言解除のもと、トク旅とかいうお得なキャンペーンが始まったので

さっそく肖りたいと楽天トラベルを漁っていたところ、

1泊朝食付で1,000円とかいう激安プランを見つけたためだ。

残念ながら大浴場はないものの、それでもタダ同然のこのプランに早速飛びついた。

 

金曜夜。

なんとか定時で会社を飛び出し、駅で合流する。

私は宿の場所を把握していたので先にチェックインしようと目論んでいたのだが、宿の場所を誤認していた1さんの提案もあり、夕飯に直行することにした。

目星をつけていた店もピンとくる店も特段なかったので、次にカフェで楽しむことを考慮してすき家で軽めに済ませた。

1さんはごまダレ豚丼、私はとろろ牛丼。いつかうな牛も食べてみたい。

 

すき家のあと、約1年ぶりに某文庫カフェへ行く。

そのカフェは世界観が面白くて人気なのだが、洋酒などが入ったコーヒーベースのドリンクが豊富で目移りし、メニューがなかなか決まらなかった。

結局、1さんは芋ようかんとココアコーヒー的な飲み物、私はバナナとチョコのケーキに洋酒とホイップがたっぷりあしらわれた甘めのドリンクにした。

私のドリンクはてっきりホットだと認識していたのにアイスが出てきて震えてしまった。思ったより店内が寒いのと今回はリラックスできず、あんなに楽しみにしていたのに早々に店を後にした。

 

宿にチェックインする前に、マックでポテトを買い込み、宿に隣接するセブンイレブンでも飲み物などを調達する。寒いので私はセブンコーヒーを買った。

チェックインする。フロントのおじさんに言われるがまま、県に提出する書類にサインをし、身分証を提示する。

ここで初めてポチったプランがどうやらトク旅に該当するものであると判明した。

楽天トラベルの表示がイマイチ分かりにくく、他の宿は割引額が一目でわかる形になっていなかった中、この宿と系列チェーンだけが割引後金額で表示していたためよく理解していなかった。

実際は1人あたり6,000円が5,000円引きで1,000円になっていたので、めちゃめちゃ得していたんだと知り大袈裟にリアクションしてしまったが、定価だったらここには決めてなかったなとは内心思ったりした。

でもチューハイを1人2本(つまり計4本)も貰えたので至れり尽くせりかよ!って思うじゃないですか。たとえその銘柄が好みじゃなかったとしても、心づかいが嬉しいね!県からの補助金ならホテルの懐もそこまで傷んでいないってのも嬉しい。

 

部屋は9階の角部屋である。

スタジオツインとかいうおそらく1人分は折りたたみベッドであろう部分には内心ガッカリしていたんだけど、入ってみれば全然ふつうのベッドだったので安心した。

満室ではなさそうだったし、サイレントでアップグレードしてくれた可能性もあるのかな?

部屋は正直やや古めかしい造りだったけど清潔感はあって安心した。

ビジネスマンの出張には向いているんだろうなという大きく奥行きのあるデスクがあり(角部屋だけかも)、ミニテーブルセットもあって部屋のみが捗った。

てか、ビジネスマンはツインで泊まらないか。ダブルとツインを間違えるとかいう古典芸能あるけど、普通に考えたら各々シングルが自然ですよね。

 

脱線しましたが宿に身を落ち着けたところで、コーヒーを啜りながらポテトを貪る。ケチャップを貰うのを忘れてはいけない。

 

しっかし部屋が寒いなあ。設備が古いようで、空調のツマミ(エアコン的電盤はない)を最強にしてもめちゃめちゃ寒い。

しばらく様子見していたら、もしかして、この空調は冷房なのではないか?と気付き、しかしフロントに問い合わせる気にもなれず、熱湯のシャワーを出して蒸気を出すことを試みたところ、少しマシになってきた。

推しもライブのMCで言っていたが、本当は水場のドアを開け放つのはあまり良くないんだよなと思いながら、ドアを開けた状態で椅子を陣取り暖をとる1さんにウケた。

 

とはいえ湯気だけでは耐えられなくなってきたのと夕飯が軽めだったので物足りなさを感じ(ポテトは??)、ラーメンとか食いたいねって話になる。

ラーメン屋まで行くのはダルいのでカップラーメンか?とも思ったけど、私が会社で昼に食べたセブンの辛味噌スープが非常においしかったことを思い出し、セブンのチルドラーメンを買いに行くことにした。

ちょうど昼のスープと同じ味であろうラーメンが売っていたのでそれを買う。丸々1個は多くない?とも思ったけど結局1個ずつ買う。

隣接のセブンはなぜか中華まんやホットスナックを全く出しておらず悲しかった。

寂しくて寒い夜はあんまんとか食べたくない?

ラーメンは確かにおいしかったが量が多かった。そう言いながらもほぼ食べたけど。

夜中に目を覚ましたら塩分過多でか顔がパンパンになってたよ。

 

それにしても寒い。ラーメンと一緒にカイロを買っておいてよかった。

食べた直後は体も温まったし湯気もあったので平気だったんですが、1さんが入力を終え湯気の恩恵がなくなってからは単なるメチャメチャ寒い部屋でしかなかった。

ホテルの意義というか優先度ってさ、安全>安眠>快適 だと思うんだ、私…。

 

1さんと違い翌日仕事がなかった私は朝風呂に入ることにしたので、体が冷えたままだったことも大きい。

夜中に足湯っぽいものだけ試みながら、睡眠を妨げない程度に湯気を出そうと思い、壁に打ち付けない方法でお湯を出してドアを開けてみたが、結局壁に打ち付ける過程で出る湯気が発生しないのであまり意味はなかった。持ち込んだ部屋着のスソがちょっと濡れてシットリして逆効果であったことを申し添える。

 

6時頃起きて風呂に入る。シャワーの角度が直角すぎて使いにくかったが、体はあったまった。夜中に溜めたままにしていたお湯がまだ温かかったので、フロントでもらった入浴剤を使って足湯をした。

旅先で髪を洗うとどんなシャンプーを持ち込んでも髪がギシギシになるんだけど今回は思ったより大丈夫だった。エリップス節約できたぜ。

 

風呂に上がって髪を乾かしパックをしただけの状態で朝食会場に向かう。

1さんはすぐ出勤できる状態に身支度をしていた。

朝食は、久々にコロナの禍中であったことを思い出させられるくらい厳重なセキュリティだった。

おそらく「お母さん」とされる従業員さんの検温に間隔をあけて並び座席の指定、ごはんと味噌汁はよそってもらう必要があり、選べるおかずも小鉢に分けられラップをかけられていた。

全体的にそれなりにおいしくいただいたが、ウッヒョ~!!パラダイスだぜ!!的興奮はあんまりなかった。地方色もうちょい欲しいかな~ その点で某アルモントホテルの朝食は最高だったな~

 

そうは言いながらも食べまくりご飯をお代わりした私。

1さんは中座して荷造りを整えてから戻ってきて、コーヒーを飲んでから出勤していった。

私はもう少しだけゆっくりしてから食器を返却し、部屋に戻った。

11時まで滞在できるんだけど、宿近くの百貨店でやってる北海道物産展を覗きたくて10時前にチェックアウトした。

 

宿を出たら雨上がりのような地面だったが爽やかな朝である。

こんな時間に普段休日は出歩かないからな~。

百貨店も開店前だったので少しだけできていた列に並んでみたが、すぐに入れた。

最近『上流階級』3巻を読んだばかりなので、開店と同時の雰囲気を味わいたくなっていたんだけど、結構緊張した。

物産展も客より店員のが多い状況に緊張してしまい、ロイズのチョコレート菓子(チョコポテチ新じゃが等)を買ったあと、早々に後にしてしまった。

 

その後、すこし天気雨に降られながらも気分が良かったので、少し歩くことにした。

普段通ることのない道を歩くのは楽しいからね。

お気に入りのパン屋に寄ったあとしばらく歩いていると、大学の構内に入り込んでいたが、思った以上に人がいなくて怖くなってきたので突っ切って出た。

また歩いていると、すぐ別の大学に行きついたというか、案内図で見かけたので門のところまで行ってみた。

こちらの大学は私が高校生の時に滑り止めに受験した、礼拝堂があるおしゃれな私大だ。構内に入るには身元確認が必要な様子だったので入るのは諦めて隣接しているパン屋に入った。またパンを買う。

しかし、この辺はやはり学生街なのだなあ。ラーメン屋とか、うさんくさい喫茶店とか、カレー屋とかたこ焼き屋とか、街並みがゴチャゴチャしていてたのしい。

 

そこそこの所で区切りをつけ、昼前には地下鉄に乗って帰宅した。

宿に飲みかけのお茶を忘れてきてしまい、小休止なしで歩いたので、家についてからお茶を飲みながらシュガーバター味のパンやパンオレザン、オリーブ入りパンをムシャムシャ食べ、昼寝をした。

 

やっぱ自分の家のベッド最高~~

1さんも安いやつでいいからベッド買うことをオススメするよ。それかせめて布団で寝てください。