お久しぶりです。1年以上放置していた。
最近このブログの過去記事を読み返す機会があって、1さんと読んでいたら思いの外楽しかったので、また書きたくなった。
ツイッターでフォローしている神クズアイドルの作者さんが、夏の間だけ東京に滞在していた時のブログ記事がおもしろくて1さんに勧めたら、2の文体にチョトダケニテル、と光栄なお世辞を述べてくれたのでモチベが上がりました。
とりあえず覚えていることをツラツラと書いて、気が向いたら推敲する~
案外時間を置くと普通に面白かったりするので。
11月24日。祝日明けの平日であり、翌日金曜は休みを取ってある。
金曜は以前からの私の推しAさんが、地方の深夜バラエティ番組由来のイベントに参戦するためだ。
ちなみに前日は私の誕生日であったので、1さんが今年も気を利かせてホテルステイに誘ってくれた。なんていい奴なんだ。
それなのに私は昨年ワステに一緒に行ったのも誕生日であったことを忘れていた恩知らずな人間である。人間はしてもらった親切よりしてあげた親切の方を鮮明に覚えているとはよく言ったものだ。
話は脱線したが、木曜はなんとか19時前に1さんと合流してチェックイン。1さんは休みだったので先にチェックインしてくれていた。駅の東口からほど近い、新しくて大浴場も付いているきれいなビジネスホテルだ。通常は手が出ない価格帯だが今回は旅行支援のいいプランを1さんが見つけてくれた。1さんには足を向けて寝られない。
チェックインしてほどよくラグジュアリーなツインの部屋の内装を堪能する。翌日のイベントで使ううちわでも作ろうよというアメイジングでエキサイティングな提案もあってアクティビティにも事欠かない。なにせポニョ、工作の類が大好きだから…。
とはいえ、明日のイベント初日を控え、私は20時からshowroomのイベント直前生配信を見なくてはならない。アーカイブがないタイプの配信なので毎回必死である。
それも織り込み済みでのホテルステイではあるが、簡単に腹ごしらえはしたい。クーポンも1人あたり3000円貰えたし。
宿を出てちょっと周辺をウロウロしたところで、海鮮系居酒屋に入った。
ここは以前入ったことがあり、かつ、大学時代の2が生まれて初めてバイトした店でもあるため少しだけ思い入れがある(別店舗だが)。
チェーン店なのでメニューが沢山あるしお寿司もつまめるのでちょうどいいと思った。
予約はしていないが木曜の夜だ、私達以外は1組の団体客と出張帰りと思しき海外の方、他にいたかな?ってくらい店内はガランとしていた。
受付の店員さんがそこそこお年を召しており、手空きの板場の人なのかリタイア後のアルバイトなのか判断しかねたが、居酒屋らしい愛想の良さで迎えてくれた。こういう方は最初は有り難いのだが、コミュ障なこともあり、普通に連れ(=話し相手)がいる場合は次第にその会話のキャッチボールが苦痛になってくる。
また女性はドリンク半額だよと言われ、最初は普通にラッキーと思ったし物わかりのいい客として嬉しそうなリアクションもしたが、途中で男性が合流したらアウトだよとかいう物言いや(これは軽口ではなく本当のルールらしい)、立ててくれた目印のピンクのロゴだとかに段々年相応のリテラシーを己の中に育んでしまっている私は最終的にはモヤッとしていた。そこそこの規模の企業であってもまだまだこの辺りはこんな感じである。
最初に芋焼酎を頼んだ。私はお湯割りで1さんは同系統の銘柄の水割りを注文したが、びっくりするほど薄かった。何も酒精を入れていないじゃないかってくらい味も香りもなかった。お湯割りのお湯割りでもまだお湯以外の味がしやしないか?ってくらいお湯だった。
でも案内された席が受付の店員さんのすぐ近くだったので文句を言いにくかった。諦めて白湯のようなものを楽しみながら2杯目は山崎の梅酒のロックを揃って頼んだ。1さんが「ロックだったら割りようがないから間違われたり誤魔化されることもないだろう」という趣旨のことを言っており、銀食器でしか食事をとらない王族かよと思った。
それと料理の提供スピードがおかしかった。お通しやお寿司が出てくるのは早かったのに同じタイミングで頼んだ銀たら煮付けや追加で頼んだ芋のサラダ、ヤンニョム海老が待てど暮らせど出てこない。宿から近いとはいえ配信が始まってしまうではないか。私のデータ容量はもう死にかけているのでshowroomなんてWi-Fiで見ないととんでもないことになる。
途中で店員さんに料理まだですかと確認する、最悪注文が通ってなければキャンセルにしたいくらいだ。というか店内ガラガラなのになぜこんなに待たされるのだろう。店員に強く当たる客にはなりたくなかったので申し訳なさそうに言ったものの最終的に待てずに店を出たし、1さんがテイクアウトの手配をしてくれた。天沢聖司くらいいい奴。
秒でセブンに寄ってチューハイを買って部屋に戻る。だが悲しいことに宿のWi-Fiの質があまり良くないのか、1さんのタブレットでも私のスマホでもブツブツ止まるわ遅れるわで内容があまり入ってこなかった。通常配信と違ってイベント情報に特化していたから笑いどころがあまりないのも正直不完全燃焼だった。さっきから文句ばっか垂れてるな私。
1さんが折詰にしてもらってきたヤンニョム海老だか蟹だかを貪る。汁が袋に漏れ出ていたけど温かくておいしかった。ゆっくりお酒を飲みながら待って店で食べられたらよかったかもだけど仕方ない。いっそ汁だらけの銀たらもワラワラと食べないで詰めてもらうべきだったか。あんな急いで食べるもんじゃないんだよ本当は。分かっているんです私も。でもも~ちょい早く出せたよね!?
居酒屋への文句でブログが進まない。クソッ!!
配信を見終わって、タラタラ団扇を作る。買ってきてもらったうちわに、シャーペンでアタリをつけてAさんの名前を色画用紙でひらがなに切って貼ってみる。イマイチだ。
一旦諦めて、持参した七夕飾り用のドット柄の細い紙札で番組タイトルを作る。今度はカタカナだから簡単だ。さっきよりマシで当たり障りのないものができた。調子にのってラインストーンを文字に重ねたらそれはダサイよと1さんに言われたので剥がした。
ピンクの無地の紙の部分に貼ったのがダメだったんだ。さっきの居酒屋のドリンク半額が今頭を過ぎった。ダサピンク現象の象徴みたいなものを作ってしまった。
うちわに目途が付き、大浴場へ。
泉質はよく分からないが泉質と呼ばなくてよさそうだった。マイクロバブル泡ってだけかもしれない。そもそもバブル泡って、泡と泡だね。
シャワーの水勢は弱いが許せないほどではない。備え付けのアメニティは基本信用していないのだが、DHCのコンディショナーが案外よかった。持参したコンディショナーの前に軽く馴染ませようと思って使ったら、ケラチン溶けてんのか!?ってくらいツルツル独特の手触りになった。
でも大きなお風呂はありがたい。あったかくて気持ちがいい。夜の大浴場は少し人が多かった。1さんが背中を洗ってくれてエモだった。私なんて実母の背中すら洗ってあげていないのに…
風呂上がり。
だったと思うけど既に記憶に自信がないけど、またセブンに行きアイスを買った。
私は最初ハーゲンダッツのストロベリーを半分くらい食べたかったが、1さんが雪見だいふくのチョコ版みたいなやつを買ったのでそれを貰って食べた。間違いなくおいしかったけど外側がモチじゃないのが若干シャクだった。
部屋に戻ると、1さんが私が誕生日プレゼントにあげたベビーフット的な踵の角質除去グッズを使い始めた。結構億劫というか、足を1時間弱ジェルに浸していなくてはならないし皮がはがれるので使い時を選ぶグッズだ。1さんが家であれを使うことはないのかもなと薄々思っていたので持ってきてくれて嬉しかった。大浴場で足もふやけたことだろう。
就寝の前に、誕生日プレゼントをもらったんだった。ボディショップのハンドクリームとグンゼのメディキュットっぽいやつ。しましまでかわいかったしこの日はメディキュットを持参しておらず助かったので装着して寝た。家にあるメディキュット類、今3種類を使いまわしているけど全部ボロボロ毛玉だらけだから助かった。
谷山起床。けっこう疲れていたけど7時台に起きれたので1さんと朝風呂へ。
朝の大浴場は空いていて満喫できた。寝癖が酷ければ髪を洗い直すところだが、大丈夫そうだったので洗わなかった。シャワーの水勢にも段々慣れてきた。
朝食会場へ。
このホテルの朝食はビュッフェ形式で、中でも牛タン茶漬けが目玉らしい。
しかし現時点において牛タン茶漬けなる料理は仙台で特段幅を利かせているわけではなくナイストゥミートゥだったが、点心やスクランブルエッグがおいしくて全体的には満足した。
しかも結局牛タン茶漬けも食べたら存外おいしかったので1さんにも勧めたらズゾゾ…ズゾゾ… とモーセが海を割るときのような音を立ててものすごいスピードで完食していた。
チェックアウト。
例によって朝食をしっかり食べるとお腹が別人格を持って暴れ回る。1さんには不快な思いをさせてしまったが、私も自分が生み出したもののせいで不快な思いをした。健康な腸を手に入れたい。
…一向にイベントまで書き進められない。
イベントは18時開演なので16時台に1さんと合流。暖かい日で良かった。
グッズ列はそこそこ並んでいて、最終的な動員で考えれば遅い方ではなかったと思うが、物販が牛歩気味だった。とはいえ目当てのランブロとアルバムを購入。
今回のイベントの母体が以前から阿漕なところがあり、イベント本編に加えてグッズフルコンプセットを購入するとアフターライブの参加券がもらえる鬼仕様である。
私達は買わなかった。アフターライブ自体は最後だし、正直魅力的だったが、
欲しくもないグッズ(推しの写真が載るわけではない微妙なデフォルメのイラスト入りエコバッグ等)を山ほど買わせる精神と、お見送りなる演者に認識されるシステムが無理すぎたので見送って正解だった。
イベント開演。
機材トラブルとかでスタートが15分程度遅れた。物販のせいじゃないかと邪推しつつも会場に流れる楽曲で予習をしているも、あることに気付く。というか1さんから指摘を受ける。
「座席、あんま埋まってなくない…?」
キャ~~~~~~~~~!!!(ホラー映画の効果音)
公式アカウントも集合写真をツイートしていて改めて認識していたが、後方席の半分くらいが埋まっていなかった。SS席とS席しかない座りのキャパ500席弱の会場で、半分ちょっとしか埋まっていなかったのだ。ありえないと思った。
だって数か月前に有明のガーデンシアターの大部分を一人で埋めたメンバーがいるんだよ。私の推しだよ。
今回のイベントだって歌メインだし踊るし他のメンバーとの関係性や最後のイベントってことでそれなりに焚けるハズなんですよ。
ただやっぱり平日の地方だ。金曜でもそこは悔やまれる。
土日はクライマックスに向かうにつれかなり埋まっていたのが写真からうかがえた。
でも私は初日に観たかった。推しとオタク、双方ネタバレのない状態で同じ条件で見たいから。あと千秋楽とか土日は人が多いし配信とか円盤に映り込むのが嫌だったので。
推しがあまり楽しんでいるように見えない。
他2人と比べて口数がいつにもまして少ない。
初日は壁があるって発言が別メンバーから出たけど、それはしゃべりのタイミングの問題だったよ。
なんとか公演を見届け、外に出る。最後まで涙は出なかった。
結局私はその後しばらく落ち込んだままだった。
もともとこのシリーズのイベントの競争率はあまり高くないのは知っていた。運営の評判があまり良くないし、それでいてグッズ類やら何やらでの「集金」が好きになれなかった。【推しを人質にとられている】という慣用句を身をもって感じられる。特に今回は(古参ではないが、ファンの口ぶりからすると、今回「も」と思われる)
その上SNSで、毎公演ごとに会場全景を撮った様子をアップする。これすごい嫌。1さんの提案に乗ってうちわを作って行って正解だった。おかげで顔は映らずに済んだ。
顔が映る心配だけじゃなく、客席の空きが顕著に分かるのが嫌。
私達が行った回、後方はだいぶ、結構ガラガラだった。よくそれをアップできるもんだと思った。地方の平日、5公演あるうちの初回と言えど、普段はチケ難に貢献している天下の帝劇俳優(予定)が出て、歌って踊ると言うのに!!なぜ!?
他2名だって、熱狂的なファンが多数いるという話は聞かないにせよスキルもあるしファンを大切にするし推しとの関係性だってこの番組で散々育ててきただろうに。
この客席をどう思っているんだろう。怖い。最後のイベントなのに、この客の入りを最初に目に入れた時にどういう気持ちでいるんだろう。落胆させたのではないだろうか。
帰宅後、思わずSNSのサークル機能を使って遠回しに言及してしまった。落胆は言葉にしなかったけれど、このイベントに初めて参戦した客の1人として、あの光景に驚いたこと。するとすかさずとある方からリプが来た。今までも結構あることらしいと。そうなんだ。
あんまり波風立てたくないので、そうなんですね、演者が驚いていないといいのですが、程度で面白みのないコメントを返した。これ以上は誰かの目に入れたくなくて黙ることにしたら、内にこもった落胆で2日ほど引きずってしまい、この状態で千秋楽は見なくてもいいかも知れないとすら感じつつあった。
…なんだかんだ言いつつ、このままでは成仏できないと思い千秋楽の配信は購入した。
リアルタイムでだけ試聴した。
皆たのしそうだったし、流石に土日は徐々に埋まり方が良くなっていた。
千秋楽の写真はアップされていないが、あの盛り上がりなら結構入ったのだろう。
推しだって人間だ。ものすごくできた部分もあるが、彼の情緒はとても人間らしい。
しばらく前、単独での接触もやっていた時代、カレイベか何かの折に平等主義を謳ってほんの少しだけ小火った。古参ファンを厚遇していないか疑われたことを起因としてとった対応によるものだという噂も目にした。
だけど素敵なことだとも思う。どの回を観た人にも損をさせない、千秋楽等のスペシャルな回以外の観客に損をした気持ちにさせないというのは嬉しいことでもある。
ただ、今回の、このイベントでの彼の様子をみて、素直に「テンション上がってないな~」と感じたし、千秋楽の配信とのテンションの差をどうしても感じてしまった。
そりゃあ最終日のやっと終われる開放感と、これを最後に仲間と一旦別れる寂しさと、客席が埋まっている時の気分と、すべての点において勝てない。
かなし~。
最初は追いチケしようかな、できるかなと嬉しい逡巡をするはずだったのに、配信をポチるのがやっとだった。その配信だって、マイナーなプラットフォームだから高かった。直前の生配信も告知に終始していたせいかおもんなかった。寂しい。
千秋楽は確かにこちらも感極まった部分もあったけど、やはりどこか不完全燃焼だった。
だけど千秋楽の客席は青ペンラがかなり増えていて、正直それが一番嬉しかったかもしれない。
参戦した回では私の推しのペンラ色が8割を占めている会場だった。おそらく平日の地方に遠征しているレべルのガッツのあるオタクは私の推しのオタクが大部分だろうなとは思ってはいたが顕著過ぎていた。これが現実だと嫌なものを見せられた気がしていた。
ペンラ複数持ちの人は3色揃えていて、あれが理想だなと思った。
仮に4本持っていて、うち2本が推しの色だったりした日には最悪だ。私は推し以外のメンバーが自身への同情を感じ取ってしまうことに何より恐れていた。テレビ本編でも数回出てきた、とあるメンバーの推しへの劣等感がものすごく心に刺さるので結構しんどいのであった。私達からすればものすごく「持っている人」だろうに、どうしても身の上に同情を禁じ得ない。
もう寝ます。