やることなすこととは言わないが、よくよく裏目に出る。
よかれと思ってやったことが余計なお世話で却って手を煩わせたり、ここに+αしたら更に盛れるのではないか、という気持ちに素直に従って結局「前の方が良かった」なんてことが多々ある。蛇足多き人生。
もう人生四半世紀を過ぎて経験則でわかる。このへんで止めておいたほうがいいラインが。
だけど「分かっててもやらないと気が済まない」衝動に抗えない。イケイケドンドン座の下に生まれたから(星座のせいにすな)。
行動もだけど舌禍もしがちである。クソクソ人見知りのくせにそれゆえに心を許した人間にうっかり言い過ぎる。
それも、悪意が常に全くないとは言わないが、マジで「善くあれ」と思ってか、その場で笑いを取りたくて口をついて出てからリーガルチェック未済原稿でしたね、みたいな、通り魔的犯行というか、犯人は自分でしたというか、魔女の正体は魔法少女の闇堕ちした姿でしたみたいな…(?)
言い訳してて悲しくなってきた。愚か。
とにかく昔も今も、過剰なサービス精神から災いを招きがちな気がするよ。
…前世で小学生だった頃、学期末のクラスのお楽しみ会でグループ毎に出し物をする機会があって。お菓子とか食べながらね。
私のグループはクイズとかなぞなぞを用意したんですが、当日になって、お笑い番組の真似をして大きなハリセンを作ったんですよね。私発信で。
クイズに間違えたらハリセンで大袈裟にぶっ叩くやつ。ほら、もう嫌な予感するじゃないですか。
本番、実際にクイズに外れた男子をハリセンでやったんですよ。…思いの外でかい音が響きましたよね。
私の中では普通に盛り上がるものだとばかり思ってたんですよ。
実際は一瞬シーン…としてからか、クラスメイト達からそれはまずいよ!!みたいな非難を轟々に浴びて早々に引っ込めたんですが。
割とゴリラ寄りのノリ良く頑丈な男子相手でこのリアクションだったから相当アウトだったんだろうけど。
あの気まずさ、たまーに思い出しますね。小学校時代の自分が女子の括りだと相当まずい存在だったことを思い出して今埋まりたい。
横道に逸れた。
内心では誰に対してもなかなか不躾なことを考えているものの、心許しし相手だと箍が驚くほど機能しないってのもある。
親しき仲にもとはよく言ったもので、親しいからといって越えたらだめなラインが全く無いわけではないし、自分だって人間関係ブレーカー式のくせに。
(※閾値を越えると急に全部無理になって不必要なコミュニケーションにエネルギーを割くのをやめるやつ)
そう考えると利害関係抜きにいまだ私と縁を切らないでいてくれる人たち、めちゃめちゃ心広いな。
私は友人曰く話がクソつまんない存在らしいので、大して稼いでない金の他に一体何でこの人たちに還元したらいいんだろう。
人間は愚か。